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1,445名のプレイヤーによって「Japan Championship」最後の出場権が争われた「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 大阪」は、15ラウンドにおよぶ予選とその後の決勝トーナメントを経て、ともに「ウマ娘 プリティーダービー」を使用したこば選手が優勝、F野選手が準優勝に輝いた。ここでは、決勝戦を戦ったこば選手、F野選手に合同インタビューを行い、大会を終えた今の心境や「Japan Championship」にかける熱意などを聞いた。
――こば選手、F野選手、2日間にわたる長い大会お疲れ様でした。そして「Japan Championship」の権利獲得、おめでとうございます。
こば:ありがとうございます。
F野:ありがとうございます。
――これで今シーズンのグランプリは終了し、あとは「Japan Championship」を残すのみとなりましたが、最後の出場権利獲得者となった今のお気持ちを聞かせていただけますか。
F野:まずは「やりきった」という気持ちが大きいです。昨年10月にコラボパック「ウマ娘 プリティーダービー」が発売されて以来、ずっとこのタイトルのデッキを調整していて、過去出場したグランプリではプレーオフ進出や20位入賞というところまでは行けていたのですが、あと一歩が届かない結果が続いていました。そんななか、環境の集大成となる今大会で準優勝という結果を残せたのはうれしいですし、先に出場権利を獲得したあとも調整に付き合ってくれた仲間に報いられたかなと思います。
こば:私は今大会の初日、遅刻ギリギリでのエントリーになってしまって、バタバタななかでの大会参加だったんです(笑)。「ウマ娘 プリティーダービー」のデッキは私も10月以降ずっと使っていて愛着もありましたが、まさか優勝という結果を残せるとは思っておらず、うれしく思うと同時に驚きの気持ちもあります。
――F野選手からチームメイトのことが出ましたが、お二人は普段どのような環境で「Shadowverse EVOLVE」をプレイされているのでしょうか。
F野:僕は実況席に呼ばれたときにも少しお話ししましたが、友人と「エボルヴハウス」というYouTubeチャンネルをやっています。この「エボルヴハウス」というのは僕の家のことなんですが(笑)、ここに集まる10人くらいのコミュニティメンバーと練習をしつつ、個人的に親交のあるプレイヤーさんとリモートで対戦・調整を行っています。
こば:私はリモートでの調整よりも、対面に相手がいる状態での練習を重視していて、なるべくカードショップでの大会などに参加するようにしています。そこでできた友人たちとコミュニティを作って練習などをしています。
――2日間の戦いを通してターニングポイントになった試合や場面はありましたか。
F野:これまで2日目に進めたグランプリでは初日が全部6勝2敗のギリギリの成績だったんです。しかし今大会では7勝1敗で初日を終えることができて、少しだけ余裕を持った状態で2日目に臨むことができました。この心の余裕がいい方に作用したかなと感じています。
こば:さっき、初日バタバタだったとお話ししましたが、それが影響してか、私は初日6勝2敗だったんです。ですが2日目は順調に勝ち進むことができて、とくに第4回戦と5回戦で「これしかない」という正確なプレイができて、そのときに「今日は集中できてるな」と感じられました。そこであらためてエンジンがかかって気がしましたね。
――2週間後に「Japan Championship」が開催されますが、BO3での開催ということで、お二人が愛用する「ウマ娘 プリティーダービー」以外のデッキでは、どんなデッキに注目されていますか。
F野:「卵童話ビショップ」に注目しています。実は今大会の使用候補にもなっていました。ただ、やはり安定性に欠ける面があるということで最終的には見送ったのですが、権利獲得者だけの少人数の大会であることと、BO3であることを考えると「卵童話ビショップ」に可能性を感じます。BO3であれば2回戦ううちの1回、そのポテンシャルを発揮してくれればいいので、そういった形式の戦いには向いたデッキだと感じます。
こば:私は「エルフ」か「ドラゴン」のデッキがいいのではないかと思っています。今大会でも自分たちも含めて「ウマ娘 プリティーダービー」が人気のデッキでしたが、これは「Japan Championship」でも変わらないと思います。「ウマ娘 プリティーダービー」デッキは本来各クラスに散らばっているカードを結集してデッキが組めるので、構築次第で「できないこと」がないんですね。それに対抗するにはやはりアグレッシブな突破力が必要で、この2クラスにそれを期待しています。まぁ、最近自分が練習でよく負けているクラスだということもあるのですが(笑)。
――では、最後にそんな「Japan Championship」への意気込みや、一緒に『Shadowverse EVOLVE』をプレイしている仲間の皆さんへのメッセージをいただけますか。
F野:一緒に調整してくれているメンバーには10本先取勝負やシチュエーションを限定した練習などにも付き合ってもらっていて、本当に「いつもありがとう!」という気持ちです。自分のチームやコミュニティからは4人が「Japan Championship」に出場するので、一緒にこの環境の“答え”を出して、自分たちの誰かが優勝できるようにがんばりたいです!
こば:権利を取れると思っていなかったので「どうしよう?」という気持ちでもあるんですが、せっかく挑戦するからにはいい結果を残したいと思います。自分は京都でプレイしていて、これは自分が思うだけかもしれませんが『Shadowverse EVOLVE』の強い人が多い印象があります。なので、そんな京都プレイヤーの1人としてがんばりたいと思います!
――ありがとうございました。あらためて、こば選手、F野選手、「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 大阪」優勝・準優勝おめでとうございます!