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2022.11.02 横浜大会 10.22 「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 Autumn 横浜」での失格処分について

「Shadowverse EVOLVE Grand Prix」運営事務局です。

この記事では、2022年10月22日(土)~23日(日)に開催された「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 Autumn 横浜」で出された失格処分の内容についてお知らせいたします。

「Shadowverse EVOLVE Grand Prix」運営事務局では、実際に大会で出された失格処分の内容を記事で公開することにより、「公平で健全な大会環境を守るために、不正行為は絶対にしてはいけない行為である」という啓蒙を行うと同時に、これ以上の不正行為が行われないよう「運営事務局は一切の不正行為を許さず毅然とした対応を行っていく」という強い意思を示してまいります。

以前に開催された大型大会においても実際に大会で出された失格処分を記事で公開していた通り、「Shadowverse EVOLVE Grand Prix」運営事務局ではプレイヤーの皆様が楽しく公平なゲームを遊べる大会環境が守られることを目指しています。

今回の記事が公開されることにより、一部の不正行為を行っているプレイヤーに対して「継続的に不正行為の取り締まりが実施されており、実際に不正行為は見つかり、取り締まられている」ということが周知され、不正行為に対する抑止力として働くことを期待しています。

プレイヤーの皆様が公平なゲームを楽しめる大会環境の維持・風紀の向上を目指して、今後も不正行為の注視を続けてまいります。
引き続き、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

▼「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 Autumn 横浜」失格事例①

失格裁定が出たタイミング= Round 5のバトル開始時

Round 5のバトル開始時、当該プレイヤーは、本大会の複数のバトルにおいて、バトル開始時のシャッフルを1回のディールカウント<※X枚切りと呼ばれるシャッフル方法>のみ行い、バトルを開始していたことがジャッジにより確認されていました。

大会規約「8.3 シャッフルについて」にて規定されている通り、試合の公正性を守るためにデッキは十分な無作為化がされている必要があります。

一方、当該プレイヤーが行っていた「バトル開始時のシャッフルを1回のディールカウントのみ行い、バトルを開始していた」という状態は、カードの並び順を規則的に変えているに過ぎず任意の並び順を保つことが可能であり、大会規約で規定されている『十分な無作為化』の条件を満たしていないものでした。

そして、当該プレイヤーが不十分な無作為化/シャッフルでバトルを開始しようとしたその瞬間に抜き打ちのデッキチェックを実施したところ、当該プレイヤーのデッキの状態は以下のようなものでした。

・対戦相手に提示された4つの束のうち、3つの束は上部に『竜の託宣』があった。
・残る1つの束は、他の束と比較するとカードの枚数が極端に少なく、結果としてこの束がデッキの一番上に来る形となっても、ゲーム開始時の手札の引き直しを行えば『竜の託宣』を序盤の段階で手札に引くことが可能な状況であった。

以上のデッキの状況と、複数のバトルにおいて『不十分なデッキの無作為化(シャッフル)』が確認されていたこと。そして、『竜の託宣』はドラゴンクラスにおける重要なカードの一つであることを総合的に考慮し、当該プレイヤーが意図的に『竜の託宣』を引くための不正行為を行っていたと判断しました。

当該プレイヤーには、大会規約の中で定められている「トラブル対応規約」のガイドラインに則り「不正行為」のペナルティとして『失格』の処分を行いました。

・イベント後に発効する追加処置について
当該プレイヤーの不正行為に対して総合的な判断を行い、以下の通り追加ペナルティを発効いたします。
●約12ヶ月(~2023年11月30日)のブシロード 公認/公式イベントの入場禁止処分
●約12ヶ月(~2023月11月30日)のブシロード 公認/公式大会およびブシナビを利用する大会の参加資格の停止処分
※Shadowverse EVOLVE以外のブシロード製品の公認/公式大会も含まれます
※なお、今後何らかの違反行為や問題行為が確認された場合は、期限の延長または無期限の公式イベントの入場禁止など、追加処分を実施いたします

▼「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 Autumn 横浜」失格事例②

失格裁定が出たタイミング= Round 6の終了時

Round 6の終了時、当該プレイヤーの試合は試合時間25分間と大会ルールで定められた「延長1ターン」を行ってもバトルの決着が付かなかった状態でした。
フロア巡回を行っていたジャッジが対戦結果の確認を行う際、当該プレイヤーは対戦相手に執拗に投了を迫り、対戦相手がジャッジに助けを求める声にも「ジャッジに聞いても意味はない」とそのコミュニケーションを遮る程に強硬な姿勢でした。

そして、対戦相手に投了の意思がないことを確認したジャッジが両プレイヤーに大会アプリ「ブシナビ」の対戦結果入力を促したところ、当該プレイヤーは事実とは異なる「自身の勝ち」という結果を入力し、対戦相手に強い態度で大会アプリ「ブシナビ」上での結果承認を求めました。

これらの行為は、本大会の大会規約において定められている禁止事項「虚偽の申告を行う詐称行為」や、「非紳士的行為/暴力的な行為」に抵触しており、公平な大会環境を守るために絶対に許されてはいけないものです。
上記の行動に対して、大会規約の中で定められている「トラブル対応規約」のガイドラインに則り、当該プレイヤーに「非紳士的行為(重度)」「詐称行為」「不正行為」のペナルティとして『失格』の処分を行いました。

・イベント後に発効する追加処置について
当該プレイヤーの不正行為に対して総合的な判断を行い、以下の通り追加ペナルティを発効いたします。
●約24ヶ月(~2024年11月30日)のブシロード 公認/公式イベントの入場禁止処分
●約24ヶ月(~2024月11月30日)のブシロード 公認/公式大会およびブシナビを利用する大会の参加資格の停止処分
※Shadowverse EVOLVE以外のブシロード製品の公認/公式大会も含まれます
※なお、今後何らかの違反行為や問題行為が確認された場合は、期限の延長または無期限の公式イベントの入場禁止など、追加処分を実施いたします

▼「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 Autumn 横浜」失格事例③

失格裁定が出たタイミング= Round 10のバトル中

Round 10のバトル中、当該プレイヤーの対戦相手がバトルの状況に疑問を感じ、ジャッジを呼びました。
当該プレイヤーの対戦相手からジャッジに伝えられた説明は以下のような内容でした。

・当該プレイヤーは1個前のターンに『竜の怒り』と『ダークエンジェル・オリヴィエ』をプレイしていた。
・そして、進行中である当該プレイヤーのターンにも『竜の怒り』をプレイした。
・2枚目となる『竜の怒り』の解決後、当該プレイヤーの墓場を確認すると、2枚あるはずの『竜の怒り』が1枚しかなく、状況を不審に思いジャッジを呼んだ。

この状況について、両プレイヤー間で認識の齟齬がないかどうか、ジャッジが口頭インタビューで状況の確認を行っていたところ、当該プレイヤーは「迷惑をかけたので投了でいいです」と突如として投了を宣言しました。

状況を不審に感じたジャッジが詳細にゲームの状況を確認するために場/手札/墓場のカード枚数を数え始めたところ、当該プレイヤーはジャッジの制止を振り切り、全てのカードをまとめてシャッフルしてしまい、結果として真偽の確認が取れない状態となってしまいました。

事実確認を試みるジャッジの問いかけに対しても最初は「もう投了しましたよね」と状況の確認に協力をせず、最終的に得られた回答内容も実際のゲーム内容と異なるもので、全体として当該プレイヤーは不正行為の嫌疑によるペナルティを避けようとしている意図が見えるものでした。

・ゲームの状況が、不正行為が行われた可能性が高いと認められること
・状況証拠の隠滅がされた状態であること
・ジャッジのインタビューに対する非協力的対応があったこと

上記の状況を総合して「非紳士的行為(重度)」「詐称行為」「不正行為」と判断し、大会規約の中で定められている「トラブル対応規約」のガイドラインに則り、当該プレイヤーに「非紳士的行為(重度)」「詐称行為」「不正行為」のペナルティとして『失格』の処分を行いました。

・イベント後に発効する追加処置について
当該プレイヤーの不正行為に対して総合的な判断を行い、以下の通り追加ペナルティを発効いたします。
●約24ヶ月(~2024年11月30日)のブシロード 公認/公式イベントの入場禁止処分
●約24ヶ月(~2024月11月30日)のブシロード 公認/公式大会およびブシナビを利用する大会の参加資格の停止処分
※Shadowverse EVOLVE以外のブシロード製品の公認/公式大会も含まれます
※なお、今後何らかの違反行為や問題行為が確認された場合は、期限の延長または無期限の公式イベントの入場禁止など、追加処分を実施いたします

▼最後に

「Shadowverse EVOLVE Grand Prix」運営事務局では、皆さまが安心してゲームを楽しむことができるよう不正行為を取り締まる専門の対策チームを組織しており、健全な大会環境の維持に努めてまいります。

公平で楽しいゲームや大会が守られるよう、引き続き皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

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