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「ウマ娘 プリティーダービー」コラボカードが発売され、新環境での開催となった「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 横浜 Autumn」の決勝戦はエレキテル選手の「ドラゴン」対たくぽん選手の「ウマ娘 プリティーダービー」の対決となった。
試合はエレキテル選手がドラゴンの持つ除去や体力回復、そして強烈な攻めを存分に活かしてたくぽん選手の攻撃をさばいて勝利し、「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 横浜 Autumn」の王者となった。
ここでは決勝を戦った両名にインタビューを実施したので、その模様をお届けする。
——2日間にわたる予選ラウンド、そして決勝トーナメントお疲れ様でした。「Shadowverse EVOLVE Japan Championship」の権利獲得おめでとうございます。
エレキテル:ありがとうございます。
たくぽん:ありがとうございます。
——この2日間、長い戦いだったと思いますが、予選を振り返ってターニングポイントになった試合や印象に残っていることはありますか。
エレキテル:決勝トーナメント進出には13勝2敗以上の成績が必要で、一部12勝3敗でも行ける、という感じだったのですが、僕はずっとオポネント(※勝敗が同じ場合に、順位をつけるために参照される数字)が高い状態でした。途中で2敗してしまっていたのですが「この数字なら3敗してもなんとかなるかもしれないぞ」と、ある意味で気負いせずに2日目の予選ラウンドを戦えたことがいい結果につながったと思います。実際、予選の最終順位は8位で滑り込み、というかたちになりました。
たくぽん:私は逆に初日の2回戦で早々に1敗してしまい、ずっとあとがないと思いながらの試合でしたね。3回戦でいい勝ち方をすることができて気持ちをリセットができたのですが、基本的にはずっと「後がない」と思って戦っていました。
——今回、デッキ分布では「ドラゴン」と「ウマ娘 プリティーダービー」が使用率を伸ばし、結果は「ドラゴン」の初戴冠となりました。「ウマ娘 プリティーダービー」のカードが登場したことによる環境の変化について、お話しいただけますか。
エレキテル:今回の勝因は“ドラゴン自身が強化されたこと”と“環境がドラゴンに追い風だったこと”の2つがあると思います。まずドラゴンがどう強化されたかですが、これは『ダークドラグーン・フォルテ』に対となる選択肢が加わったことがあげられます。具体的には『オグリキャップ』と『〔徹底管理主義〕樫本理子』です。
ドラゴンの選択肢が広がったことにより、防御側が構えることのリスクが高まりました。『ダークドラグーン・フォルテ』が来ると思って守護持ちフォロワーで守りを固めていたら『オグリキャップ』や『〔徹底管理主義〕樫本理子』で崩されたり、『オグリキャップ』を警戒して除去を構えていたら『ダークドラグーン・フォルテ』が攻撃してきたりと、ドラゴンの攻め手に対する回答を用意することが非常に難しくなったんですね。
また、ドラゴンの視点だと『ダークドラグーン・フォルテ』のバリューがさらに高まっているということもあります。現在主流となっている「ウマ娘 プリティーダービー」のデッキはスペルを介して盤面を制圧するのでオーラが非常に有効なんですよね。
——たくぽんさんは「ウマ娘 プリティーダービー」を使っていて、どういう意見でしょうか。
たくぽん:まったくその通りだと思います。“環境がドラゴンに追い風だった”というのはまさに「ウマ娘 プリティーダービー」のデッキが登場したことにあって、「ウマ娘 プリティーダービー」のデッキは小型フォロワーをさばく能力が非常に高いんですね。各種除去スペルはもちろん『アグネスタキオン』の存在も大きいです。
この「ウマ娘 プリティーダービー」のデッキが、現環境では「ロイヤル」や「ナイトメア」といったアグレッシブなデッキをけん制しているため、「ドラゴン」が序盤多少もたついても間に合ってしまう、つまり、「ドラゴン」の土俵で戦えてしまうゲームが増えました。それが今回の使用率などにつながったと思っています。
——この結果を受けて次の大会ではどう環境が推移するか、注目ですね。大会に向けての練習などはどのようにされていたのでしょうか。
エレキテル:お恥ずかしい話なんですが、実はつい先日復帰したんですよ(笑)。前環境まではずっと「ドラゴン」を使っていたのですが、コラボパック発売直後に少しプレイするのをやめてしまって、一昨日くらいに「せっかくエントリーしたんだから出よう」と思い直してデッキを組んだら、『オグリキャップ』も『〔徹底管理主義〕樫本理子』もいいカードだなぁと思って、「ウマ娘 プリティーダービー」との対戦経験はほとんどなかったんですが、それまでの経験値で何とかすることができました。
たくぽん:私は友人と練習する機会があり、毎日仕事が終わったあとは対戦や情報収集をしていました。また、別の調整コミュニティにも入っていて、そこでもプレイしています。実は『Shadowverse EVOLVE』の情報を発信する配信をやろうかという話にもなっていたんですが、まずは結果を出さなくては、ということで練習してきました。
——では最後に、今後の大会やJapan Championshipへの意気込みをいただけますか。
エレキテル:今回、幸運にも優勝することができてぐっとモチベーションも上がり、これまでサポートしてくれた友人たちに感謝しつつ、12月の新パックが出たらまたいい結果を出してJapan Championshipにつなげられるようがんばりたいと思います。
たくぽん:同じコミュニティに所属していて、福岡大会で権利を取得したまささん、京都大会で獲得した◆斎藤さんに続いて権利を取ることができました。これもチーム調整のおかげだと思っているので、今後もチームで結果を出せるようにがんばっていきます。
——ありがとうございました。