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「Shadowverse EVOLVE Grand Prix2022 福岡」会場には『Shadowverse』のプロプレイヤーも多く来場していた。ここでは横浜F・マリノス所属のバーサ(@shadowversa_jp)選手へのインタビューをお届けする。
ドラゴンのつもりが前日急きょナイトメアに!?
――バーサさんは今日、どういうデッキで参加されているのでしょうか。そのデッキをチョイスした理由などとともにお話しいただけますか。
バーサ:「アグロナイトメア」を使用しています。デッキの選択理由ですが、実は昨日までドラゴンを使うつもりだったんです。しかし、仮想敵として組んだ「アグロナイトメア」とテストしてみたら、ボコボコにされてしまって、急きょデッキチェンジすることにしました。もっと正確に言うと「アグロナイトメア」は家族にルールを教えてプレイ役をやってもらって、それでも負けてしまったので乗り換えるには十分な理由になりました(笑)。
――実際にはバーサさんが手取り足取りしながらのプレイだったとは思いますが、それでも負けてしまうとは「アグロナイトメア」恐るべしですね。
アグレッシブなデッキの代表格として警戒されているデッキでもあると思いますが、今回の「アグロナイトメア」のデッキ構築で意識されたことなどはありますか。
バーサ:リーダーに直接ダメージを与えるスペルの採用を見送ってフォロワーを厚く採用しています。スペルを多めに入れる構成だと、終盤に詰めるときは直接ダメージを与えられるのでいいのですが、半面、序盤にたくさん引いてしまうとコストカーブ通りに動けないリスクがあります。今回の大会は予選ラウンド、プレーオフ、そして決勝ラウンドと続く長丁場の戦いなので、スペルが手札にたまってしまう事故を避けるため、フォロワーを多めに入れた構築にしています。しっかり盤面を作って、そこからダメージを稼いでいけるようにすることを意識しています。
一番の違いは目の前に相手がいること。『Shadowverse EVOLVE』の魅力をプロが語る
――では次に『Shadowverse』のプロプレイヤーから見た『Shadowverse EVOLVE』についてうかがいたいと思います。バーサさんは2Pick(『Shadowverse』のフォーマットのひとつ)の担当としてチームで活躍されていますが『Shadowverse EVOLVE』に触れてみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
バーサ:まさに、その自分が2Pickのプレイヤーであるというのが理由の一つで「構築」のカードゲームをやっておくことが、プレイヤーとしての自分の幅を広げることにつながるんじゃないかと思ったんです。また、僕はアプリ版の『Shadowverse』をリリース当初から遊んでいるのですが、『Shadowverse EVOLVE』には懐かしい顔ぶれも多く、遊んでみたくなったという理由もあります。
――『Shadowverse EVOLVE』のおもしろさはどういったところにあると思いますか。
バーサ:初手の引き直しの仕組みや、クイックの有無などもありますが、一番の違いは目の前に対戦相手がいることなんじゃないかと思っています。もちろんアプリでも大型大会であれば相手と対面して対戦することもありますが、普段は画面の向こうにしか相手はいないわけで、『Shadowverse EVOLVE』はリモートでの対戦でないかぎりは相手の顔を見ながらプレイするわけで、そこが一番大きな違いではないでしょうか。
――では最後に『Shadowverse EVOLVE』のプレイヤーや、チームのファンの方に一言いただけますか。
バーサ:この記事がアップされる頃には、俺はもうプレーオフなりベスト8なりに進出している頃だと思います。いや、もしかしたらもう優勝しているかもしれないので、SNSにお祝いの言葉を送りに来てください。よろしくお願いします(笑)!
――フラグがいい方向に折れることを祈っています。ありがとうございました。
※本記事は、大会の競技性に関する観点からプレーオフラウンド終了後に公開されました