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2022.08.14 福岡大会 プレイヤーインタビュー:みずせ(横浜F・マリノス所属『Shadowverse』プロプレイヤー)

「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 福岡」会場には『Shadowverse』のプロプレイヤーの姿も。ここでは横浜F・マリノス所属のみずせ(@_mizuse_0112)選手へのインタビューをお届けする。

メタゲーム読みと「好き」が導き出す「超越」という選択肢

――予選ラウンド中にお時間いただきありがとうございます。今日はどういうデッキで出場されているのでしょうか。

みずせ:今日は「超越ウィッチ」を使用しています。

――アグレッシブなデッキが増えて苦戦が予想されると思われるデッキタイプですが、思い切った判断ですね。どういう読みからのチョイスなのでしょうか?

みずせ:アプリの『Shadowverse』でも好きなカードだったから、というのが大きな理由ですね。《次元の超越》を使えるなら使ってあげたいという気持ちがありました。

また、アグレッシブなデッキの増加は全プレイヤーがわかっていることでもあるため、もしかしたらメタゲームが一歩進んで、アグレッシブなデッキを狩りにきたコントロール系のデッキが増えるのではないかという読みもありました。序盤は恐らく数を増やした攻撃的なデッキに苦戦させられるでしょうが、そこを何とか勝ち抜いてプレーオフなどに進出できれば、同じようにアグレッシブなデッキを倒してきたコントロール系のデッキに当たって、そうなれば有利に立ち回れるのではないかという狙いがあります。

――現在の成績はいかがでしょうか(このインタビューは3回戦終了後に行なわれました)。

みずせ:2勝1敗ですね。エルフとロイヤルに勝ち、ドラゴンに負けています。「超越ウィッチ」がアグレッシブなデッキに弱いのはもちろん僕もわかっているので、除去を多めに、《エンジェルバレッジ》なども採用して対策を施しています。

――効果は小さめなものの、軽くプレイして墓場にスペルを送れる《エンジェルバレッジ》はウィッチであれば有効ですよね。今回はそれに加えて小型フォロワーを並べてくるデッキへの対策としても採用したわけですね。

みずせ:そうですね。うまく狙いがハマってアグロデッキ相手には除去として働きつつ、墓場に起きやすいスペルとして活躍してくれればと思っています。

――「超越ウィッチ」でプレーオフ、そしてベスト8進出ということになれば、まさにプロが腕を見せたということになりそうですね。

みずせ:そうなるといいですね。僕も「超越ウィッチ」のリスクは知ったうえで、勇気を出して持ち込んだので、いい結果が出ることを願っています。

DCGは『Shadowverse』が初めて、TCGは『Shadowverse EVOLVE』が初めて。クリアな視点で捉えた『Shadowverse EVOLVE』の魅力

――みずせさんは『Shadowverse』で初めてデジタルカードゲームに触れ、紙のカードゲームも『Shadowverse EVOLVE』が初めてとうかがっています。まずはずばり、『Shadowverse EVOLVE』の魅力を教えていただけますか。

みずせ:アプリではなかなかできない手札破壊やデッキ操作の要素があるところですね。あとはもちろんクイックの存在も大きいと思っています。アプリ版ではPPを相手ターンには使えないので「使い切れなかったんだな」と判断できますが、『Shadowverse EVOLVE』ではクイックを構えている可能性があるわけで、「余らせている」のか「構えている」のかの読みあいは『Shadowverse EVOLVE』ならではの駆け引きですね。

また、昔のカードをまた活躍させてあげられるのも魅力だと思います。まさに僕自身もフェイバリットカードだった《次元の超越》を使えるということでデッキを組んでいますからね。

では、最後に今大会への意気込み、『EVOLVE』のプレイヤー、そしてファンの方に一言メッセージをいただけますか。

みずせ:今回のデッキは本当に勇気でチョイスしたので、いい結果が出るように一緒に祈ってください。上位に進出できて、まわりがコントロールデッキのなか「超越ウィッチ」で勝てればいいなと思います。

――プロの読みとデッキ愛がどうなるか、楽しみにしています。ありがとうございました!

※本記事は、大会の競技性に関する観点から予選ラウンド終了後に公開されました

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